ねこのすな


 

セグロカモメ

全国の海辺にやってくる冬鳥です。大阪近辺でユリカモメに比べて「デカッ」と思うカモメはたいがいコレ。
複数の亜種が存在するが、見分けはかなり難しい。多くのカモメ類同様、結構目付きが悪い。

カモメ類における年齢や亜種等の詳細判別は非常に困難であり、『間違ってるぞ!』とお考えになるケースもあるかと思います。
一応の参考程度に見ていただけると、ドシロートの作成者としては助かります・・・

 

【成鳥冬羽〜夏羽】

・背中の灰色はウミネコより薄い。「セグロ」って名前が不似合いな個体も多い。
・嘴の斑紋は赤い。黒斑がわずかに残る個体もあるが、明瞭ではない。

 セイゴ(スズキの幼魚)をゲット!生きた魚や節足動物などの他、死骸もよく食べます。
(Ai ED Nikkor600mmF5.6S<New>/D300) [2014年2月下旬撮影:大阪府]

水面で休む成鳥。この辺りでは もっとも普通に見られる大型カモメです。(TS-614/TSE-21WB/W5)

 

これぞセグロ、って感じですか。魚雷のようなゴツい体型は迫力あり。目つきも・・ヒーッ (TSN-664/TSE-14W/W5)

 

わずかに嘴に黒班が見られますが・・・成鳥冬羽のように思います。不勉強な黒猫には、第4回冬羽との判別が難しいです。
 (TSN-664/TSE-14W/W5/アスペクト比調節の為下部をトリミング) [2006年2月撮影:大阪府]

 

成鳥冬羽へ換羽中。風切が生えそろっていないので、ちょっと貧相 (TSN-664/TSE-14W/MZ3/手持ち撮影)

 

ゴロツキ風な目つきの成鳥冬羽。カッコイイ!と思った僕は変でしょうか。(TSN-664/TSE-14W/MZ3/手持ち撮影)

 

【第4回冬羽〜夏羽】

・体色はほぼ成鳥と同じ。
・嘴に黒い斑紋が残る。

ほぼ成鳥の羽色ですが、くちばしの斑が黒く濃いので・・4年目の個体か。
(TSN-664/TSE-14W/W5)

 

翼が切れちゃいました。(TSN-664/TSE-14W/W5)

 

【第3回冬羽〜夏羽】

・成鳥に似た体色だが、雨覆や尾羽の一部に褐色の羽毛が混ざる個体が多い。
・嘴の色に黄色みが少なく、薄いピンク色が残る。斑紋は黒い。

ピンぼけですが・・嘴の色に注目。基部がピンクで先端が黄色、斑点は黒。
(TSN-664/TSE-14W/E4300/トリミングあり) [2004年12月上旬撮影:大阪府]

 

魚の死骸をゲットした第3回冬羽と思われる個体。この直後に落としちゃいます。あーあ
(TSN-664/TSE-14W/MZ3/手持ち撮影)

 

【第2回冬羽〜夏羽】

・背面に成鳥のようなグレーの羽毛が見られるようになる。
・翼や尾羽に褐色部分が多く見られる。

背面に灰色の羽毛が混じる。嘴はピンクで先端に黒色部がある。
(TSN-664/TSE-14W/E4300/トリミングあり) [2004年12月上旬撮影:大阪府]

 

 2枚とも同個体。周りのユリカモメよりずいぶん大きい
(Ai ED Nikkor600mmF5.6S<New>/D300) [2013年2月中旬撮影:大阪府]

 

腰が白く、尾羽の黒い帯は幅広い。少し換羽が遅いめの個体か?
(TSN-664/TSE-14W/MZ3/手持ち撮影) [2007年3月上旬撮影:大阪府]

 

夏羽への換羽が進み、やや白っぽい印象になった個体
(TS-614/TSE-21WB/W5/手持ち撮影/トリミングあり) [2006年3月上旬撮影:大阪府]

 

ユリカモメとニアミスする第2回冬羽。体格というか体つきの違いに注目。
(TSN-664/TSE-14W/MZ3/手持ち撮影)

 

【第1回冬羽〜夏羽】

・全体的に褐色の羽毛が多い。肩羽には錨型の軸斑が見られる
・換羽の進む2月〜3月ごろにはやや白っぽくなる。

全身褐色で黒っぽい軸斑があるので第1回冬羽と思われます。なんだか猛禽チックです
(TSN-664/TSE-14W/W5) [2006年1月中旬撮影:大阪府]

 

慌てて翼が切れてしまいましたが…複雑な模様が美しいですねえ。
(Ai ED Nikkor600mmF5.6S<New>/D300) [2013年3月中旬撮影:大阪府]

 


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